幻冬舎新書

幻冬舎、新書市場に参入へ
11.30、15点投入 “オーソドックス”で勝負
(文化通信2006年9月18日付)

 幻冬舎が新書市場に参入する。11月30日発売で15点余を投入し、以降、奇数月に3〜4点を刊行していく。文庫創刊から10年ぶりの大型シリーズだけに、11月には大々的なキャンペーンを展開する。

 詳細はまだ決まっていないが、カバーデザインは「半島を出よ」などの鈴木成一氏が手掛ける。価格は700円以上を予定し、発行部数は2万部前後。特約書店法人(150法人、4500点)と、過去に出した新書的な企画の売れ行き上位点を加味して配本先を決める。

創刊ラインナップの書き手には石原慎太郎、手嶋龍一、内舘牧子、香山リカ、大野裕(雅子妃の主治医)、寺門琢巳、和田秀樹ほか各氏の10〜15点を予定。「アカデミズムとジャーナリズムの垣根を縦横無尽に飛び越える、現代の根本的な知的関心に応えられる新書をめざす」(志儀局長)という。

 どんなキャンペーンをやるんでしょ?
 著者陣を見ていると、豪華とも言えるし、雅子妃の主治医の人以外は想定の範囲内とも。
 前に見城社長が言ってた「第1弾のうち2冊は、極端に名前が売れていながら、書いてもらうのは難しい人の本。これは私自身が企画し、話をつけました」というのは、まだ別にあるのかな。